新豆のお豆腐祭り


12月21~22日の2日間、都内某所のO豆腐店さんが昨年に引き続き21年度産の新大豆で「新豆祭り」を開催しました※

使用した新大豆は
【さとういらず】【小糸在来】【音更大袖振】【ミヤギシロメ】の4品種

22日にちょっとお店を拝見、
なかなかの盛況ぶりでした

お豆腐を試食させていただきました(以下、個人的な感想です)
さとういらず・・・ずっしりと重みがあり弾力性のある豆腐、食べ応え有り
小糸在来・・・・・甘み+香りが非常に豊でババロアのような食感
音更大袖振・・・・なんともクリーミーな舌触り、デザート感覚
ミヤギシロメ・・・「湯葉」に使用されていましたが、濃厚かつ軟らかな食感
         湯葉と豆乳が絶妙に絡んでいました

いずれも「新豆」特有の風味が印象的でした

≪収穫まもないこの時期にしか出せない味がある≫
京都で有名なお茶屋さんの話です

通じるものがあると思いませんか?

※O豆腐店さん「新豆祭り」以降お店の売り上げがアップしているそうです
その他 | - | 2009/12/29 火 17:40

大豆選別のお手伝い

12月20日 千葉県某所の農家Hさん宅

今年収穫した在来大豆の選別お手伝いに行ってきました
Hさんは収穫~脱穀~選別の作業をすべて個人で行っているのです

反収は平年を下回るも、作付け面積は増えたため作対クリアーの模様

Hさん所有の選別機に脱穀した大豆を投入すると・・・
んっ!!!
随分(大豆の)水分が高い?
Hさんに聞いたところ水分約18%とのこと※
乾燥大豆の理想の水分量は14.5~15%
粒形はやや偏平だが色合いは最高

Hさんの大豆は畑で天日干し(大豆乾燥機戒を使用しません)収穫後の長雨の影響で
例年より乾燥が進みませんでした

Hさん曰く「1月中旬まで空っ風にさらしておこうか!」
(大豆を袋詰めしても)自然と乾燥していくそうです


※大豆の水分量が18%以上ですと風袋の中が蒸れて「カビ」は発生することがあります
国内情報 | - | 2009/12/28 月 20:49

みずくぐり(滋賀県産大豆)


12月19日(土)AM7時、宿泊先の京都市内を車で出発、滋賀県内に差しかかると
雪が降ってきました
そういえば昨夜の予報では向かう先の高島市は大雪注意報

高島市に入ると若干晴れ間が広がってきました
この分だと大雪にはならなさそうですが猛烈な寒さです

高島市の農家さん4名で試験的に作付けして頂いた「みずくくり」の収穫は(週末大雪予報のため)晴天の17日に行われ、今一歩のところで立ち会うことが出来ませんでした
本当に残念!

収穫された「みずくぐり」は穀物乾燥機の中で調整中
整粒は標準よりかなり大粒

今年は収穫量も少ないことだし、この「みずくぐり大豆」で「味噌」を仕込む話しになり農家さんも賛成してくれました

農家さんと一緒に汗をかきながら何かに取り組むこと・・・
とても重要なことだと思っています
- | - | 2009/12/25 金 19:59

西山大豆(長野県)



12月18日(水)晴れ 長野県長野市内から車で約40分、山間地帯の謀農産物集荷場を訪れました。

このエリアで集荷される大豆を地域の方々は「西山大豆」と称しています
集荷場では小ロットでありながら新豆類がすべて生産者単位で(パレットごとに)管理されており、黄大豆の他、インゲン豆類 小豆 黒豆 青豆などなど・・・
一体何種類あるのかな??
マニアなお方にはたまらない光景だと思います

集荷場から更に車で20分・・山奥の農家さん宅を訪問
「いぶし銀」なKさんに今年作付けしていただいた青大豆を拝見
天候不順にも負けず、立派な青大豆に育っておりました
Kさん、約3反5畝の畑に他にも3種類の青大豆を作っていました
そのうち2つは品種名も定かではなく、これまた何ともミステリアス!

西山地域は在来種の坩堝です
国内情報 | - | 2009/12/24 木 14:30

新豆入荷 さとういらず(栃木県産)


12月9日 農家さんから契約大豆の選別完了との連絡を受けて「21年産さとういらず」を引き取りに行ってきました

作付け面積7反(約2100坪)で14俵(840kg)
平年収穫量の約70%
やはり天候不順が影響したようで・・・

収穫量は今一歩でも「見栄え」は最高!
水分15%弱、整粒バランスも取れた丁寧な「調整」が施されており
再選別せずに煮豆用大豆として販売出来る程です

昨年同様この大豆で「手前味噌」を仕込もうと思っています
国内情報 | - | 2009/12/16 水 21:33