猛暑、小麦

相変わらず、向こう(アメリカ)でも猛暑が続いているようです。
ここまで来ると大豆、トウモロコシなどの秋の収穫も少し心配です。

大陸のロシア、ウクライナ各国で小麦の不作が続き輸出制限がかかって早2週間ほど。
北アメリカでの小麦事情はやはりある程度影響を受けているようです。

具体的には、種子用の小麦が早々に売り切れてしまったということで。
本来、供給を満たすためにそれなりに幅をもって種子を扱っていたようなのですが・・・・

今秋の小麦の作付けが増えることは間違いないですね。
そうなると来年の大豆とトウモロコシの作付け面積に若干影響が出てきそうです。

                              千
海外情報 | - | 2010/08/23 月 16:03

育成状況

関東では梅雨が明けて10日ほどたつのでしょうか?

今年は季節らしい季節で夏の暑さには少々うんざりしています。
とはいえ今日は雨ですね。
久しぶりに涼しげ(それでも気温27Cですか)な感じがします。
農作物にとっても毎日が炎天下よりたまには涼しげな日があったほうがいいようですね。

アメリカとカナダでも夏真っ盛りといった感じだそうです。
初期作付けに成功した地区は連日の30度越えで、コーンなどは10日ほど例年よりも育成が進んでいるようです。
なんでも普段なら腰の高さ程度の大きさが、背を超えるほどに伸びているとか。

カナダでも年々暑くなっているようです。

こう暑くなってくると心配なのが干ばつですね。
ここ数年は例年のごとく、雨が欲しい、雨が欲しい、雨が欲しいと言っています。
今年もです。

とはいえ、まだ土を掘り返せば水分を含んだ層が出てくる模様。
あとは局地的な夕立(向こうでは「シャワー」と呼んでいます)を一緒に祈りましょう。

                               千
海外情報 | - | 2010/07/30 金 09:17

作付け終了

北米では作付けが終了したそうです。

例年になく順調な作付けでかなり機嫌が良かった感じです。

なんでも作付けのための晴天が続いた後、適度な雨が降り、また晴天が続いて・・・・と作付けから発芽まで全く理想的な環境だったそうです。

今は気温30度越えと暑い日が続き、作付け後の機械の手入れが大変そうです。

そういえばアイスランドの火山が噴火して作物の影響が心配されましたが、影響はあるのでしょうか?
 
                          千
海外情報 | - | 2010/05/26 水 09:25

異常気象・・・・北米では

近頃は、アメリカに連絡しても返事がつっけんどんです。
なぜかと言うと・・・・忙しいからです。

畑のど真ん中、トラクターの騒音の中で携帯着信してらそうなりますよね。

今年は3月頃まではやや気温が低かったそうで、「この調子だと作付けが遅れそうだ」などと話していましたが、4月に入り急に気温が上がりだし例年より早くしかも作付けにはベストな天気が続いたそうです。

大忙し、大忙し。
向こうは夜の8時~9時ぐらいまでは日が昇っているのでいつ電話しても畑の上でした。

さてどのようなことが考えられるのかといいますと、育成時間が長く取れますので作物にとっては+ですね。
いいことです。
とはいえ今出回っている2009年産の輸入大豆は「作付け時期が遅れ」育成に心配があったものなのですが、蓋を開けてみれば近年まれにみる良質。
まだまだ今年どのような物が取れるかはわかりません。

                           千
海外情報 | - | 2010/04/30 金 18:22

そういえば新品種

食品用非遺伝子組み換え大豆の話とは違うのですが、将来の行く末のこともあるので遺伝子組み換え大豆の話を少し。
去年より米国大手種子会社よりリリースされた遺伝子組み換え大豆の第二世代(ビックネームです)ともいわれるものが、今年は若干作付けが減るだろうとの記事が先日ありました。

去年4~5月には鳴り物入りでリリースされ、その遺伝子自体に収穫の上がる要素(第二世代といわれる所以です)を添加したということで、その収量などの動向が注視されていました。

結果としては、予想されていたほどの収量は取れなかったそうです。
実際に現地の農家さんなどの間でも、去年は例年に比べて非遺伝子組み換え大豆を含む全ての大豆が比較的良作だったにもかかわらず、そこそこ「良作」程度で終わってしまったようです。
必然的にその大豆の収量に期待をして、高い種子代を払って育てた農家さんはそれなら第一世代でも同じかなという感想を抱くのもうなずけます。

ここまでですと、いくら遺伝子組み換え大豆でもそんなべらぼうな話はないんだな、それなら非遺伝子組み換え大豆もまだ大丈夫かな?と思ってしまいますが、あくまでもまだ一年目ということだけです。

仮に去年の天候が、ひどく悪く、全体的に不作の場合だった時はどうなのでしょうか?
また、これから種子の特性を十二分に引き出す農薬のリリースも研究によって考えられます。

遺伝子組み換え大豆の進化はそのまま非遺伝子組み換え大豆の畑を侵食するので今年も目が離せません。

                             千
海外情報 | - | 2010/03/09 火 18:46