長雨

先日、法事でオハイオに行ってきました。

日本を発つときには予想だにしていなかったあいにくの雨と10度以下という気温で、寒い思いをしました。
聞けば、ここ1週間程は毎日こんな天気だとか。

この時期は本来雨も少なく天気も良いはずなのですが。

その影響は今年の作付けに大きく影響しています。
道中畑は水たまりが目立ち、コーンの作付けが大きく遅れているようです。
もちろん畑に機械が入ることはかなわず、仮に雨が止んだとしても、2,3日は様子を見なければならないようです。
また、仮に作付けが出来ていたとしても育成が悪く、初期の育成としてはかなり困難な状況ではないかと思います。

麦も背が低いな~。

                               千
海外情報 | - | 2011/05/20 金 08:59

流通inオハイオ

オハイオの農家さんから100Km程離れたノースボルティモアという町に、貨物鉄道の大きなターミナルがオープンするそうです。

これはありがたい話で、今まではさらに離れたターミナルまでコンテナをトラック輸送しなければならずかなりのコスト負担となっていました。

しかしなぜに今ここでという話なのですが、やはりアメリカのグリーン・ニューディール政策も絡んでいるようです。
一方、実際のところはオハイオの大都市であるクリーブランド・コロンバス隣の州のインディアナポリス等、人口の多い町のちょうど中間にあり、有名どころの中央センターが、多く存在する地域であるのが大きいようです。

そのターミナルは、北米でも最大級の物になり、西はシカゴまで(シカゴから先はすでに鉄道あり)、東はニューヨークまで直通しているのでかなり流通に変化が起こるようです。

ちなみに東海岸だとメキシコ下のパナマ運河もコンテナ船の選択肢に入ってきます。
これからいろいろと楽しみです。


                                 千
海外情報 | - | 2011/03/08 火 11:07

オハイオ 雪

先週、アメリカのオハイオ州に行ってきました。

一面の雪ですね。
DSC00006.jpg

今年はアメリカでも、かなりの雪が降ったそうです。
つい先日から2~3週は曇りと雪、それからかなりの寒さが続き、高速道路なども通行止めになったそうです。

ちょうど天候が回復した時でよかったです。

農作物への影響ですが、病虫害はこの寒さで少なめに、地中水分に関しては春先の雨を心配しているそうです。
雪解け水と共に雨が降ると洪水の可能性、また雪が残ることによって、作付けの時期が大幅に遅れる可能性があるそうです。


                                 千
海外情報 | - | 2011/02/24 木 07:41

大豆の色は何色?

先日黄大豆の中に茶豆がぽつりと入ってまして、以前からこの手の混入?について「先祖がえり」だのある程度の知識は持っていたのですが、改めてもう少し知ってみようかなと海外に問い合わせてみました。

そんな中で興味深いのがちらほら。
大豆の原種は黒豆や茶豆、それから緑と色素を持っています。
品種改良の際そういった色素を劣性遺伝にし、現在主流である黄大豆にしたということだそうです。

現在でも、品種改良(色だけでなく、タンパク含有量や収穫量の向上)においても、こういった原種を交配させることによって良い品種を作っています。
そんな中で条件はわからないのですが、劣性遺伝子が顔を出して黒豆やら茶豆が種として出てきてしますそうです。

条件に関しては天候だのなんだの言われていますが、その年々、畑、地域などによって出る頻度が変わるので実際のところわからないそうです。
ただし、先祖がえりした(色素が戻ってしまった)大豆を育てると、高確率で色素が定着してしまうそうです。

ちなみに黒目大豆の場合、「黒豆」が、白目大豆の場合「茶豆」が先祖帰りとして出るそうです。
そういえば、今輸入物はそのほとんどが白目大豆。
黒豆の先祖がえりは見かけないわけですね。

あれ?緑豆ってどうなんだろう?


その他にもGMOのちょっとした話などもきけました。
それはまたの機会に。

                                  千
海外情報 | - | 2011/01/15 土 09:11

カナダ近況

先日カナダに収穫を見に行きました。

夏の暑さから急に寒くなったようで、この時期の気温としてはかなり低めだそうです。
しかしながら収穫にはかなり適した気候のようで、寒さは大豆の成熟、乾燥を促し、秋晴れが続けばその分収穫のコンバインが畑に入ることができ、実際に収穫のペースは良く進んでいるそうです。

DSC_0132.jpg

すでに大豆の早生品種は収穫が終わり、この地域では良い収穫量を得たそうです。まだ刈り取られていない畑を見て回っても、品質、量ともに良さそうです。

しかしながら、200Kmほど離れた地域では干ばつなどの影響から収穫量がおもわしくないという話や、大雨で水をかぶってしまったなど局地的な情報も入っています。

全体を把握するのは難しそうです。

                            千
海外情報 | - | 2010/10/21 木 09:26