中国の影響

この時期になると、輸入大豆を取り扱う上で毎年のように気をつけなければならないのが中国文化圏での旧正月です。
物の流れが、中国圏に集中して大豆を積むコンテナや、船自体が「品薄」状態になります。

当然運賃も「若干」割増状態になるのですが、なにぶん「物」が届かないのが一番怖いです。
予定着船日はあくまでも予定で、本来日本に寄港してから韓国ー中国の予定が順序が逆になったり、アメリカから出るのが遅れたりたりといろいろ「予定外」が「予定内」でおこったりします。
毎年のことです。

しかしながら、今年は例年とは違った様相というか例年にないコンテナの厳しい状況を感じます。
コンテナの値段が例年になく高く、調達事態も難しいです。
「若干」の分量を超えています。
原因はアメリカの不況と、中国の好調。
バランスが大きく崩れているんですね。
アメリカは12月時期にクリスマス商戦で大量のものを海外から調達するのですが、不況の影響を大きく受けたということです。
逆に中国は・・・・当然の結果でしょうか。

さらにコンテナの影響は旧正月にとどまりません。
今年五月には万博も控えています。
これからもいろいろと翻弄されそうです。

                          千
海外情報 | - | 2010/01/28 木 09:13