北米大豆 北部持ち直しか

カナダオンタリオではアメリカ穀倉地帯に比べ干ばつの度合いは低く、地域ごとに若干の差はあるものの全体的に持ち直しつつあります。
全体的に初期の干ばつの影響か、開花時期が2週間~3週間ほど早くはありましたが、ここ2週間ほどの雨は平年作を期待できるレベルにまで来ています。

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また、オハイオなどアメリカでも北に位置する州では先週末に6センチ~7センチ程度の雨が降り、大豆は持ち直す気配があります。
さらに、食品用大豆はGMOに比べ蒔く時期が遅いので、その点でもこの時期の雨はより食品用大豆の品質を良くしそうです。


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気温も雨が降る前は連日の30度越えでしたが、最近は25度前後とすごしやすいようです。
気象予報では今週末にかけて北アメリカに再び雨が降るとのことで、シカゴ大豆相場に影響がありそうです。
しかしながら、いぜんアメリカ中部から南部にかけては雨が必要な状態でさらにコーンの収穫予想は例年の1/3~1/4となっており、コーンの高騰がどのくらい大豆高に影響するかは現在のところ不明です。
海外情報 | - | 2012/08/10 金 05:56